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高校発展Chapter 2511

特殊相対性理論

光速は誰が測っても同じ。それだけで時間の遅れ・長さの収縮・E=mc²が全部導ける。

#相対性理論#光速度不変#時間の遅れ#質量エネルギー#ローレンツ変換

つまり「光速だけが絶対で、時間と長さは相対的」

日常感覚では「時間はみんな同じに流れる」と思っている。

相対性理論はその直感が間違いだと言う。


2つの原理

  1. 相対性原理:どの慣性系でも物理法則は同じ
  2. 光速度不変の原理:光速 c は誰が測っても同じ

この2つだけから全部が導ける。


時間の遅れ

速度 v で動く系の時計:

t=t01v2/c2=γt0(γ1)t = \frac{t_0}{\sqrt{1 - v^2/c^2}} = \gamma t_0 \quad (\gamma \geq 1)

v が c に近いほど時間が遅れる。

ミュオン崩壊実験で実際に確認されている。


長さの収縮

L=L01v2/c2=L0γL = L_0\sqrt{1 - v^2/c^2} = \frac{L_0}{\gamma}

動いている方向に縮んで見える。


E = mc²

E0=m0c2()E_0 = m_0 c^2 \quad ()

1gの物質が全てエネルギーに変換されると:

E=103×(3×108)2=9×1013JE = 10^{-3} \times (3\times10^8)^2 = 9\times10^{13} \, \text{J}

広島原爆の約2000倍。


💡豆知識

GPS衛星は相対性理論の補正なしには正確に動かない。衛星の高速運動(特殊相対性理論)で時計が1日に約7μs遅れる一方、高い高度では重力が弱く(一般相対性理論)1日に約45μs進む。合計で約38μs/日のずれを補正しないと、1日で約10 kmの位置誤差になる。

よく間違えるところ

「質量とエネルギーは等価(E = mc²)」だからといって「物質はエネルギーに変換できる」という意味ではない。通常の化学反応では質量変化は測定不能なほど小さい。核反応(核分裂・核融合)では約0.1%の質量がエネルギーに変換される。化学爆発はE=mc²とは無関係。

重要ポイント

まとめ

  • 光速は誰が測っても同じ(c ≈ 3×10⁸ m/s)
  • 高速で動くと時間が遅れ、長さが縮む
  • E₀ = m₀c²(静止エネルギー)
  • v > c は不可能

まとめ

  • 光速は誰が測っても同じ(c ≈ 3×10⁸ m/s)
  • 高速で動くと時間が遅れ、長さが縮む
  • E₀ = m₀c²(質量はエネルギー)
  • v > c は不可能(エネルギーが無限大になる)

// quiz

確認問題

Q1.光速度不変の原理の内容はどれか?

Q2.高速で動く物体の時計は?

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